非効率も効率

筆者のパソコン関連や効率化についての考察と雑談

同じ部署の同じ略称でエラーで、もやっと

客先の部署内で運用している小規模なシステムでエラーが発生した。

どうも、人員データのソート時のキー重複エラーらしい。

稼働して1年以上経って発生したので、何故今頃?といった感想だった。

 

調査すると、組織マスターに以下のようなデータがあった。

(ブログ用に構造を簡略化している)

所属部署ID グループID 名称 略称 ヨミガナ(ソート用)
1 100 田中1G 田中G タナカグループ
1 101 田中2G 田中G タナカグループ

 

どちらの田中Gも、同じ部署に所属しているが略称、ヨミガナは同じ。

マスターはユーザーが登録する運用なのだが、最近になって登録された為、潜在的な不具合が表に出てきていた。

 

システム不具合に分類されるであろう事は理解できるのだが、もやっとする。

同じ略称だと画面とか帳票で区別付かないと思うのだが。

<p?だが、ユーザー側から見れば、マスターに登録できるので問題ないはずなのだ。

今回はマスターの略称とヨミガナの末尾に数字を入れる事と、プログラム改修でグループIDをソートキーに含めて対応した。

 

再発防止を考慮すると、マスター登録時に略称重複チェックまで入れると事も検討しないといけない。

がしかし、予算工数も限られているわけで、発生頻度も少ないし、運用でカバーもできるので優先順位は下げざるをえない。

 

とはいえ、不具合が発生しえるデータは入口で止めた方が、全体的に見れば運用コストが下がるし、ユーザーもストレスが減る。

また、これが人員マスター(氏名は変更できない)だったら?とか、もっと組織規模が大きくなった場合は?とか、

社外に公開するような不特定多数のユーザーが利用するシステムだった場合は?とか考えると、

真面目に考察すると中々に奥が深い(細かい対応が必要で面倒そうな)案件だと思う。